黒田博樹。男の決断〜ニューヨーク・ヤンキースへ残留の理由。 [黒田博樹]



黒田博樹。男の決断〜ニューヨーク・ヤンキースへ残留の理由。


黒田博樹が、日本人最高年俸を蹴り、
2億4600万円低い金額で
ニューヨーク・ヤンキースに残留していたことがわかった。

黒田博樹が「男の決断」で、
レッドソックスから受けていた
MLB日本選手の歴代史上最高年俸オファーを断り、
ヤンキースに残留していた。

もし、レッドソックスが黒田博樹を獲得できていれば、
バックホルツとレスターに続く投手三人目の主軸になっていたことは間違いない。
それによって、ヤンキース投手陣を切り崩し、戦力ダウンも見込んでいた。

レッドソックスが用意していたオファー年俸は、
年俸1800万ドル(約14億7600万円)の1年契約だ。
この年俸額は誰もが知る、イチローに並ぶもの。
※イチローの年俸(シアトル・マリナーズ時代の2009〜2012年)

今回、MLB日本人選手史上最高のオファーというのは、
レッドソックスは、黒田博樹を獲得するためなら
さらに上乗せをする用意もあった。ということだからだ。

ヤンキースへ残留した黒田の年俸額は、
単年度契約(1年)の1500万ドル(約12億3000万円)だ。

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Photo by スポニチアネックス

◆黒田博樹(37歳)の声
「今年戦った仲間と世界一に挑戦したいと思った」と
 男の決断をくだした。
さらに、
「(ヤンキースと)再契約できて、とてもうれしい。
 自分を評価して、オファーをくれた他球団にも感謝している。
 決断は難しかったが、今年戦った仲間と
 もう一度世界一に挑戦したいと思った」

◆現地メディアの声
スポーツ専門局ESPNE(電子版)
「他球団のヤ軍より高い年俸や複数年契約オファーを断った」と
 黒田博樹を賞賛する報道をした。

◆ブライアン・キャッシュマンGMの声
「お金ではなく、うちに残ることを優先してくれた」
 と感謝の意を表した。

◆デレク・ジーター(38歳)内野手の声
 ※通算安打3304を誇るヤンキース不動のキャプテン
「(ヤンキースに)残ってくれ」

◆アンディ・ペティット(40歳)投手の声
 ※通算245勝の左腕
「私が来季も投げるなら彼にチームメートでいてほしい」

【編集後記】
黒田博樹が男の決断をした。
広島時代から無骨に律儀(りちぎ)な野球人として貫いた
その生き方は、広島ファンにとどまらず
多くの日本中のファンを魅了してきた。

MLB挑戦をしたロサンゼルス・ドジャース入団当初も
ドジャースから4年契約のオファーを受けていたにもかかわらず、
 「ワクワクする気持ちはほとんど湧いてこなかった。
  戦地に行くつもりでアメリカに行く。4年間もそんな苦しいことはできない。
 『苦しい時間』が短い方が自分は頑張れる。3年間できちんとした成績を残せれば、
  4年目に同等かそれ以上の契約を交わせるはずだ」

として契約年数短縮を自ら申し出たほどだ。

プロだから、年俸にこだわっても
誰も咎(とが)めるものもいなければ、
年俸=自分への正当な評価であるわけで、
世界一に挑戦するためなら、
レッドソックスへ行ってもおかしくはなかった。

そこが、まさに「男=黒田」たるところだろう。
いまどき、これほどの浪花節な男もいなくなった。
サムライ・黒田博樹。かっこいい男につきる。

黒田博樹。男の決断〜ニューヨーク・ヤンキースへ残留の理由。





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