黒田博樹【メジャー今シーズン】を振り返る。MLB 2013 [黒田博樹 成績 2013]
黒田博樹が今季最終の先発登板となるであろう
9月25日のレイズ戦で、5回2/3を投げ、5失点で13敗目を喫した。
(今季通算:11勝13敗)
8月13日のエンゼルス戦で白星を挙げて以来、
勝敗のつかなかった試合をはさみ、メジャー自己ワーストの6連敗となった。
◆黒田博樹 2013年シーズン通算成績
黒田博樹の2013年シーズン通算成績は次のとおりだ。
【黒田博樹 2013年度通算成績】
◆11勝13敗
◆防御率:3.31(ア・リーグ:10位)※同じヤンキースの先発投手ペティットは[3.88]。サバシアは[4.78]
◆先発登板試合:32試合 ◆投球回数:201回1/3(ア・リーグ:15位。2年連続200回登板は日本人初) ◆奪三振数:150個 ◆与四球:43個 ◆WHIP:1.16(ア・リーグ:10位タイ) ◆被安打率:.249(ア・リーグ:19位タイ)
◆11勝13敗
◆防御率:3.31(ア・リーグ:10位)※同じヤンキースの先発投手ペティットは[3.88]。サバシアは[4.78]
◆先発登板試合:32試合 ◆投球回数:201回1/3(ア・リーグ:15位。2年連続200回登板は日本人初) ◆奪三振数:150個 ◆与四球:43個 ◆WHIP:1.16(ア・リーグ:10位タイ) ◆被安打率:.249(ア・リーグ:19位タイ)
9月20日、トロント・ブルージェイズ戦に先発し力投する黒田博樹。
カナダ・オンタリオ州トロント、ロジャース・センター
Photo by AP Photo/The Canadian Press, Mark Blinch
◆黒田博樹の今シーズン2013を振り返る
今シーズンの成績を見れば、
黒田博樹が正真正銘の2013年、
ヤンキースのエースであることを十二分に証明した。
何よりも後半最終の3試合で打ち込まれたとはいえ、
防御率[3.31]は、ア・リーグ10位の立派な成績だ。
「たら・れば」は、プロの世界ではご法度だが、
分析する価値は十分にあるので、黒田の不運を象徴する
あえて挙げたい試合が3試合ある。
◆ヤンキースの守護神・リベラに消された3勝
【9月9日 Rソックス戦】
まず直近の試合、9月9日のRソックス戦。
黒田博樹はこの日、6回を投げたがそれまでに2失点、
2対3でリードのまま勝ち投手権利をもって降板したが、
最終回9回にリベラがホームランを打たれ同点、黒田の勝ちが消えた。
その裏、味方打線が1点をもぎ取り、サヨナラ勝ちでリベラに勝利がついた。
【7月8日 オリオールズ戦】
7回までを無失点に抑える好投で投げ切った黒田だったが、
9回表にリベラが逆転の2ランを浴び、ヤンキース打線は9回裏に封じられ
ゲームは敗退し、黒田の勝ち星が消滅。
【5月29日 メッツ戦】
この試合も同じく、7回までを零封した黒田に対し、
9回裏にリベラが捕まり、3連続安打を許し、
試合は逆転サヨナラ負けで黒田の白星が消えた。
◆2013年のヤンキース打線は史上最悪
黒田の負け要因を挙げればきりがないほど、
今年の黒田はチームから見放されたのごとく、勝ち星にも恵まれない
不運なシーズンだったと言っても過言ではない。
だいたい今シーズンのヤンキース打線は湿りっぱなしで、
昨年シーズンオフに米メディアが取りざたしていたヤンキース選手の高齢化問題が大きい。
2012年プレーオフ戦で骨折したジーター(39歳)は、
なんとか復帰したものの17試合で打率[.190]と結局完全復帰できなかった上、
10年ぶりに古巣へ戻ったソリアーノ(37歳)も
ヤンキース移籍後の55試合で本塁打17本を放ってるものの
もともと打率の高い選手ではなく現在打率は[.255]だ。
3割打者は、主砲のカノ(31歳)一人だけの打率[.315]。
イチロー(40歳)は[.262]とメジャー自己ワースト2の打率だったが、
そのイチローの打率でさえ、ガードナー(30歳)の[.273]に次ぐ3番目という
湿り具合では得点力はない。
そもそもア・リーグのチーム打率が15チーム中12位で[.243]では、
リーグ優勝は夢のまた夢だ。
9月25日のレイズ戦。
じっと耐え忍ぶ姿が凛々しい黒田博樹。
ニューヨーク、ヤンキースタジアム
Photo by Elsa/Getty Images
ちなみに他の打撃成績を見ても、いかに酷いかがよくわかる。
※順位はア・リーグ
【ヤンキース・チーム打撃成績 2013】
◆打率:.243(12位) ◆本塁打数:143(13位) ◆打点605(10位)
※参考に防御率は[4.00]でア・リーグ9位だ。
◆打率:.243(12位) ◆本塁打数:143(13位) ◆打点605(10位)
※参考に防御率は[4.00]でア・リーグ9位だ。
☆彡筆者のつぶやき
まずは、黒田博樹に「お疲れさま!」の一言を贈りたい。
そして、ありがとう!
シーズンオフは、ゆっくりじっくり心身ともに癒して欲しい。
そして、できることなら来期は、デトロイト・タイガースに行って欲しいな。
今季ご苦労さま!黒田博樹!
黒田博樹【メジャー今シーズン】を振り返る。MLB 2013のトップに戻る
黒田博樹【成績】8敗目。対Rソックス戦1勝3敗【2013 MLB】 [黒田博樹 成績 2013]
8月18日、マサチューセッツ州ボストン、フェンウェイ・パークで行われた
ボストン・レッドソックス戦に先発登板した黒田博樹は、
5回2/3を投げ、被安打11、奪三振6、与四球0、失点5(自責点3)で
8敗目を喫した。
この日の黒田博樹は、序盤から毎回走者を背負う苦しい展開だった。
3回まではなんとか無失点で切り抜けるも、
4回、一塁手の失策絡みで結果3点を失う。
4回以降の攻防
4回一死1,3塁の場面でRソックス7番ドルーに対し、
ゲッツーを狙った黒田の投球は狙い通りに一塁ゴロ。
ところが打ち取ったはずのボールを一塁手オーバーベイが
二塁へまさかの悪送球し、3塁走者が生還し1点を先取される。
続く打者8番サルタラマッキアは気合で空振り三振に切って取るも
黒田は一度崩れたリズムを立て直せず、
9番ミドルブルックス、1番エルズベリーに連続安打を許し、
この回結局3失点となった。
5回は三者凡退にしたが、6回に再びつかまり2失点。
ここで黒田は降板となった。
Rソックス VS 黒田博樹の対戦成績
黒田とRソックスの対戦は、今季4度目になるが
1勝3敗と数字の通り、防御率もよくない。
対Rソックスの防御率【4.74】
この時点でア・リーグトップを誇る黒田の防御率は【2.41】をみると
天敵といえるほどRソックスにやられている。
この日も結局、自身メジャーワーストとなる11安打を打たれた。
黒田博樹の声
(4回の攻防を振り返って)
「(ダブルプレーを)狙っていたコースに投げて、
狙ったとおりに打球が飛びました。
でも結局、気持ちの部分で粘れなかったと思います」
6回途中降板後、ベンチで汗を拭う黒田博樹。
8月18日、マサチューセッツ州ボストン、フェンウェイ・パーク
Photo by 共同
☆彡筆者のつぶやき
結果的に自身メジャーワーストとなる11安打を浴びてしまったが、
黒田博樹といえ、人間だ。
1球入魂を信条とする黒田が確信を持って投げた1球は、
ダブルプレーを100%狙ったとおりに打ち取った。
しかしそれを一塁手が失策する。
メジャープレイヤーとしてあるまじき失策だ。
たらればだが、これをゲッツーに仕留めていれば
1点に抑えられ、あとの展開は全く違っていたに違いない。
実際その前の3回にも似たような場面で黒田は、
無死1塁出迎えた1番エルズベリーを二ゴロ併殺に仕留めている。
たったひとつの失策が、試合をぶち壊したカタチだ。
さすがの黒田博樹という男でも「ふざけんなー!」という気持ちだったと思う。
貧打に加えて、失策が重なるとやってられないだろうなぁ、と
心情余りある。
それにしても今季のヤンキース野手は弱すぎる。
頑張れ!黒田博樹!
黒田博樹【成績】8敗目。対Rソックス戦1勝3敗【2013 MLB】のトップに戻る
黒田博樹【成績】10勝目!無失点【2013 MLB】 [黒田博樹 成績 2013]
8月13日、ヤンキースタジアムで行われたロサンゼルス・エンゼルス戦に
先発登板した黒田博樹が11勝目を上げた!
米メディアの評価が高い抜群の安定力
とにかくメジャー屈指の安定力を誇る黒田、圧巻のピッチングで
相手エンゼルス打線を8回までシャットアウト。
許した安打はわずか3安打の与四球も1だけという
安定した投球で11勝目(7敗)を上げた。
この日のストライク率は65%以上と、ストライク先行型の投球内容だった。
ゲームは2対1でヤンキースが辛勝。
抜群の安定力に気迫こもるピッチングが光る黒田博樹
ニューヨーク、ヤンキースタジアム
Photo by Mike Stobe/Getty Images
☆彡筆者のつぶやき
これで、黒田博樹の防御率がまた良くなり[2.33]となった。
(もちろんア・リーグトップ)
メジャーリーガーの歴代ピッチャーたちは、
40歳を超えてもエースで活躍してきた。
そう考えると黒田博樹にも充分にその可能性がある。
38歳にしてなお進化を続ける男のこの先も
ずっと見守り、応援していきたいものだ。
頑張れ!黒田博樹!
黒田博樹【成績】10勝目!無失点【2013 MLB】のトップに戻る
黒田博樹【成績】7敗目 Wソックス戦 被安打9【2013 MLB】 [黒田博樹 成績 2013]
8月7日にUSセルラー・フィールドで行われた
シカゴ・ホワイトソックスとの3連戦、2戦目に先発登板した黒田博樹は、
7安打を打たれるも、なんとか3失点に抑え、味方打線の援護を待っていたが
相変わらず貧打のヤンキース打線は、
初回に上げた1点のまま8回まで追加点が奪えず、ゲームは2対3で負け、
黒田博樹は7敗目(10勝)を喫した。
黒田博樹の防御率
この日の黒田博樹は、初回安打を打たれるも後続を内野安打に打ち取り、
クオリティスタート率の高い黒田らしい立ち上がりだった。
黒田は、4回二死までを3安打無失点で凌いだが、
Wソックス・6番ギラスビーにライト前のタイムリーで1点を失った。
5回は三者凡退に仕留めるも、6,7回連続の1点づつを失い
1対3となり、116球を投げたところで降板。
黒田博樹のこの日だけの防御率で見ると[3.86]だが、
通算防御率では[2.45]とア・リーグトップならではの安定を誇る。
黒田が投げた7回まで、ヤンキース打線の援護は
たった1回の1点のみの中で投げ続けた黒田の忍耐力・精神力が
いかに強靭なものかを証明しているようだ。
Wソックス相手に我慢のピッチングを見せる黒田博樹
イリノイ州シカゴ、USセルラー・フィールド
Photo by Jonathan Daniel/Getty Images
☆彡筆者のつぶやき
どういった星の下に生まれれば、
これほど打線の援護をもらえない人生になってしまうのか?
不思議で仕方がない。
貧打打線の人生~黒田博樹
広島東洋カープ時代といい、メジャーにわたってからの
ロサンゼルス・ドジャース(今とは打って変わって当時は貧打だった)といい、
よりによってニューヨーク・ヤンキースまでもが。
とくにヤンキースでの黒田の1年目はまだマシだったかもしれないが、
黒田の上がり調子とは真逆に湿っていく一方のヤンキース打線。
ちなみにヤンキースのチーム打率は[.248]でア・リーグ15球団中11位だ。
本塁打にいたっては112本で14位という貧打ぶり。
ア・リーグトップは、タイガースの打率[2.80]、
オリオールズの本塁打・167本。
貧打慣れしてしまったことで、より精神力が強くなった黒田博樹。
来期は、ぜひタイガースへ行って日本人初のサイ・ヤング賞を獲って欲しいものだ。
頑張れ!黒田博樹!
黒田博樹【成績】7敗目 Wソックス戦 3失点【2013 MLB】のトップに戻る
黒田博樹 7回無失点も勝敗つかず。8月1日ドジャース戦【2013 MLB】 [黒田博樹 成績 2013]
黒田博樹、圧巻の制球力
黒田博樹の11勝目はお預けとなった。
黒田博樹は7回を投げ切り、被安打5、奪三振8、与四球1、
無失点という快投しながらも、黒田が投げている間に
貧打のヤンキース打線が得点できず、黒田は103球を投げ降板。
ゲームは9回表、ジーターの四球後、カノ、ソリアーノが
打ち取られた場面でイチローが代打で登場。
しかし、土壇場に凄いチカラを発揮するイチローをドジャースは敬遠。
次打者オーバーベイは期待に答え、センター前ヒットを放ち
ジーターが生還し、1点。
7番ニックスの高く上がったセカンドとライト間のフライを
セカンドのマーク・エリスが追いすぎヤシエル・プイグの大声に気づかず、
交錯気味になり、結局エリスが落球。
Photo by MLB.com
この間にイチロー、オーバーベイがホームを踏み3点目。
ゲームは結局そのまま3対0でヤンキースの勝利。
古巣ドジャースを相手に、5安打を許すもしぶとい制球で
無失点に抑えた黒田博樹
8月1日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム
Photo by Harry How/Getty Images
☆彡筆者のつぶやき
この日ヤンキースは勝ったものの
チーム打率[.240]は、ア・リーグで14位という貧打ぶり。
そのにしても、黒田博樹が渡り歩く球団は、なぜか貧打が多い。
広島東洋カープから数えてドジャース、ヤンキースと
16年間もよく耐えているものだと、つくづく男・黒田に感心する。
現在黒田博樹の防御率はまた下がり
【2.38】でア・リーグ2位ともの凄い数字だ。
頑張れ!黒田博樹!
黒田博樹 7回無失点も勝敗つかず。8月1日ドジャース戦【2013 MLB】のトップに戻る
黒田博樹 7勝目消滅!でも防御率は5位!【2013 MLB】 [黒田博樹 成績 2013]
黒田博樹は、5月29日(日本時間)
ニューヨーク、サブウェイシリーズとなるメッツ戦に先発。
7回を投げ、被安打4,奪三振7でゼロに封じながらも
ヤンキースの絶対的守護神リベラが最後の最後で打たれ、
逆転負けとなり、黒田博樹の7勝目は消えた。
ゲームは1対2でヤンキースのサヨナラ負け。
黒田は前回のオリオールズ戦で、2回0/3を投げ
ノックアウトされたが、この日は球のキレもよく、見事なピッチングだった。
試合は負けたが、
クオリティスタートの黒田がまた戻ってきた!
メッツ戦で切れのあるピッチングをみせた黒田博樹
ニューヨーク、シティ・フィールド
Photo by Elsa/Getty Images
☆彡黒田博樹の登板予定
次回の黒田博樹の登板予定は、6月3日(日本時間)
Rソックスとの3連戦の3戦目。
☆彡黒田博樹の先発TV放送予定
[NHK BS]
6月3日(月)午前9:00〜 BS1
[スカパー!J SPORTS 1]
6月3日(月)午前9:00〜
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黒田博樹 7勝目消滅!でも防御率は5位!【2013 MLB】のトップに戻る
タグ:シティ・フィールド
黒田博樹 成績 3敗目 オリオールズ戦 5月23日【2013 MLB】 [黒田博樹 成績 2013]
黒田博樹は、5月23日に敵地ボルチモアで行われた
オリオールズ戦に先発し、
2回0/3を投げ、被安打8、失点5で、
3敗目(6勝)を喫した。
この日の黒田は、立ち上がりの初回1、2番を打ち取ったものの
3番マーカーキスにソロホームラン、4番ジョーンズにセンター前ヒット、
直後の5番デービスにセンターへ2ランホームランを打たれ、
いきなりの3失点でスタート。
7試合続いていたクオリティスタート(*)がストップした。
(*)クオリティスタート=6イニングまでを自責点3以下に抑える評価基準
2回にはアクシデントが黒田を襲った。
2回2死の場面で迎えた2番マチャドの痛烈なピッチャー返しの打球が
黒田の右ふくらはぎを直撃、その後継投して2回は抑えたが、
3回、4番ジョーンズ、5番デービスに連続安打を許し、
ジョー・ジラルディ監督がマウンドへ向かった。
2回に被弾した黒田の右ふくらはぎのことも心配した
ジラルディ監督は、安全をとって黒田をここで降板させた。
2回、マチャドの鋭い打球が黒田博樹の右ふくらはぎを狙う
Photo by MLB.com
1、3塁の場面で代わったクレイボーンは6番ウィータースに
3ランを浴び、ヤンキース打線がその後2点を返すも
チームは6対3で、オリオールズに敗戦した。
イチローは4打数1安打で打率 .241。
【この日の黒田博樹の成績】
2回0/3を投げ、被安打8、失点5(自責点5)
1.99だった【防御率】は、2.67と急降下した。
☆彡黒田博樹の登板予定
次回の黒田博樹の登板予定は、5月29日(日本時間)
ニューヨーク・メッツとのサブウエイ対決、4連戦の2戦目。
☆彡黒田博樹の先発TV放送予定
[NHK BS]
5月29日(水) 午前8:00〜 BS1
[スカパー!J SPORTS 1]
5月29日(水) 午前8:00〜
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頑張れ!黒田博樹!
黒田博樹 成績 3敗目 オリオールズ戦 5月23日【2013 MLB】のトップに戻る
黒田博樹 成績 6勝目!ブルージェイズを完封 5月18日【2013 MLB】 [黒田博樹 成績 2013]
今やニューヨーク・ヤンキースのエース、
黒田博樹が6勝目(2敗)を挙げた。
5月18日(日本時間)、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われた
トロント・ブルージェイズと今季3度目の対決なったこの試合、
黒田博樹は8回を投げ、被安打2、奪三振5、与四球1、失点0と、
強力なブルージェイズ打線を完封した。
試合はクローザーのクレイボーンが0に抑え、
0対5でヤンキースが完封勝利した。
これで黒田博樹の成績でもっとも気になる防御率は【1.99】と、
とうとう1点台へ持っていった。
両リーグ通算で4位に浮上した。
現在1点台の防御率をキープしているのは4位まで
すべてア・リーグの投手だ。
ブルージェイズ戦に先発した
ヤンキース・黒田博樹
Photo by 共同
この日の黒田のピッチングのポイントはスプリット(フォーク)だった。
初回1死二塁の場面、主砲3番のエンカーナシオンに、
この試合で初めてスプリットを投げ、三振に仕留めた。
前回4月25日、エンカーナシオンとの対戦では
先制2ランを被弾していた借りを返す三振となった。
黒田は守りでも初回、
センターへ抜けそうなライナーを好捕でピッチャーライナーでアウトを取るなど、
2010年7月7日ドジャース時代以来、88試合無失策を続けている。
(118守備機会)
5月12日のロイヤルズ戦の7回、ムスターカスの鋭いライナーを
好捕する黒田博樹
ミズーリ州カンザスシティ、カウフマン・スタジアム
Photo by Kyle Rivas/Getty Images
結局この日は、109球という黒田ならではの省エネ・ピッチングで、
7試合連続のクオリティスタート*を続けている。
*クオリティスタート=6回まで自責点3点以内に抑えること
◆黒田博樹の声
「自分でも考えながら投げたと思います。それが僕の強み。
去年より情報を頭に入れて、打者を見ながら投げている」
(初回、エンカーナシオンの三振について)
「安打でもOK、一発だけ防ぐ意識で内角へ投げました。
(初回の)あの三振が後半に生きましたね」
「1年通してそんなに甘くはない。まだ先は長いので。
次の登板に向けてしっかり調整するだけ、その繰り返しです」
☆彡黒田博樹の登板予定
次回の黒田博樹の登板予定は、5月23日(日本時間)
敵地オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズにて
ボルチモア・オリオールズとの3連戦の3戦目。
☆彡黒田博樹の先発TV放送予定
[NHK BS]
5月23日(木)午前8:00〜 BS1
[スカパー!J SPORTS 1]
5月23日(木)午前8:00〜
↓
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☆彡筆者のつぶやき
昨季黒田博樹がヤンキースへ入団した時、
黒田があのヤンキースのエースになろうとは
誰が想像できただろうか。
昨季はヤンキースで16勝(11敗)を挙げ、日米通して
年間自己新となる勝利数を挙げた。
入団時ですでに37歳、今年38歳を迎えた黒田博樹は
この2年で、まだまだ進化しているから驚きだ。
40歳を過ぎてもチームの中心で投げ活躍をする
メジャーリーガーの投手は少なくない。
ますます調子を上げている「男・黒田博樹」が
まさに正真正銘のメジャーリーガーの投手になった証と言える。
これで今季黒田の2013MLBオールスター・ゲーム初選出が
濃厚となってきた。
頑張れ!黒田博樹!
黒田博樹 成績 6勝目!ブルージェイズを完封 5月18日【2013 MLB】のトップに戻る
黒田博樹 成績 5勝目!【2013 MLB】珍しく激怒の場面も [黒田博樹 成績 2013]
5月13日(日本時間)に
カンザス・シティ、カウフマン・スタジアムで行われた
ロイヤルズとの3連戦、3戦目に先発した
黒田博樹が、5勝目を挙げた。
この日の黒田博樹の成績は、
7回2/3を投げ、被安打6、奪三振1、与四球1、失点2(自責点2)
防御率:2.31で、ア・リーグ8位。
この日の黒田は、わずか1奪三振、被安打6でありながら、
我慢のピッチングを続け、要所の場面で「打たせて取る黒田」に徹した。
この日も6回以上を投げて自責点3以下のクオリティスタート。
これで、6試合連続だ。
しかしこの日、降板となった2点差に迫られた8回2死の場面、
ロイヤルズの3番打者アレックス・ゴードンに投げた
3球目真ん中低めが決まったかに見えたが、
球審のコールはまさかのボール。
この判定に憮然とする黒田は、キャッチャーから返球されたボールを
受けたまま数秒間無言のまま動かなかった。
●黒田博樹 激怒 動画
ゴードンに対してボール先行の3ボールとなった後、
続けて外角真ん中に見逃しのストライクを取るも
6球目を左翼線に運ばれ2塁打となり、98球で降板。
その時である。
マウンドを降り、三塁ベンチへ向かっている黒田に向かって
球審がかけた一言に黒田が激怒した。
ゴードンに対して投げたボール判定をした3球目に対しての一言、
ラズ・ディアズ球審(50歳)が『あの1球だけだろう』と言ったのだ。
常に最後の1球という気持ちで投げている黒田にとっては、
充分キツイ一言だった。
8回降板時にディアズ球審の一言に抗議する黒田博樹
Photo by Kyle Rivas/Getty Images
登板2日前にはクラブハウスで1時間半もかけて、
黙々と相手選手のデータ分析をしている黒田は、
「その1球を投げるために、たくさん調整していろんなデータを取って投げている。
それを軽々しく言われるのは、ちょっと...
8回まで投げたピッチャーにかける言葉かな、と」
と、珍しく怒りをあらわにした。
バッテリーのクリス・スチュワート捕手(31歳)も
「あんなに怒ってるヒロは、初めて見た。誤審に対する怒りもあったと思うけど
8回を投げきれなかった悔しさもあったんじゃないかなぁ」
と驚いた様子だった。
8回降板中に球審からの一言に、抗議する黒田博樹
ミズーリ州カンザスシティ、カウフマン・スタジアム
Photo by 時事通信
☆彡黒田博樹の登板予定
次回の黒田博樹の登板予定は、5月17日(日本時間)
本拠地NYで、シアトル・マリナーズとの3連戦の3戦目。
☆彡黒田博樹の先発TV放送予定
[NHK BS]
5月17日(金)午前8:00〜 BS1
[スカパー!J SPORTS 1]
5月17日(金)午前8:00〜
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☆彡筆者のつぶやき
この日の黒田博樹は、初めて感情をむき出しにした。
普段寡黙な男が怒ると、怖い。
球審も球審だ。
誤審を認めるような一言を言ってはいけない。
しかし、ディアズ球審もまさかあの温厚な日本人黒田博樹が
両手を広げながら、自分に詰め寄ってこようとするなど、
夢にも思っていなかっただろう。
たぶんちょっとビビったと思う。
だからこれでいい、これでいいのだ。
鬼気迫る黒田が
「誤審しといて、マウンドを降りる俺に向かって、
今更なに?誤審を認めてやがるんだー」と、
ディアズ球審の目には映ったことだろう。
頑張れ!黒田博樹!
黒田博樹 成績 5勝目!【2013 MLB】のトップに戻る
黒田博樹 成績 4勝目!6戦目 対アストロズ戦【2013 MLB】 [黒田博樹 成績 2013]
黒田博樹は5月1日(日本時間)、ホームゲームで
ヒューストン・アストロズと対戦し、4勝目(1敗)を挙げた。
この日は、先発出場したイチローも今季初の
マルチ安打3を記録し活躍した。現在打率.268
※2週間前までは打率1割台だった。
アストロズ戦の8回、この試合3安打目となる右前打を放つ
ヤンキースのイチロー=ヤンキースタジアム
Photo by 共同
この日の黒田は、初回立ち上がりの制球が若干定まっていなく
1回にも1四球、2回には2四球を与え、単打と合わせ満塁とした。
しかし、2番打者アルテューベを遊ゴロに仕留めピンチを切り抜けた。
2回、アルテューベを遊ゴロに仕留め
マウンドを降りる黒田博樹
ヤンキー・スタジアム、ニューヨーク
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[この日の黒田博樹 成績]
7回を投げ、被安打4、奪三振8、与四球4、無失点。
【防御率:2.25】
☆彡筆者のつぶやき
この日の当番でも4安打、4四球と、けしていいとはいえない状態だったが
悪くても悪いなりに試合を組み立てるあたりは、さすがベテランといったところだ。
とくにこの日は、奪三振数が多かった。
つまりここぞという時に三振を取れる黒田は、いかにも黒田らしくてかっこいい。
これでまたさらに防御率が上がった。
頑張れ!黒田博樹!